PR

【プロンプト公開】GeminiのカスタムAI(Gem)で作る「ポケカ相場チェッカー」

AI活用術

こんにちは、さとさわです。

メルカリに不用品を出品し、わずか2週間で20万円もの純利益が出たという記事は記憶に新しいと思います。

この記事を見た夫が何か思い立ったようで、実家の片付けをはじめました。すると押し入れの奥から、とんでもないものが出てきました。

約20年前のポケモンカード。その数、ざっと300枚以上。

夫が子供の頃に集めていたものらしく、スリーブに入っているものもあれば、輪ゴムで止められているものも。「このカード、今売るととんでもない値段になってるヤツもあるんだよな〜。メルカリで相場調べてみよーっと!」と喜ぶ夫を横目に、私は頭を抱えました。

この大量のカード、全部相場を調べるのかい…?

相場を調べずに雑に扱うのはもったいないということは理解しています。でも、ここで大きな壁が立ちはだかります。

  • 知識がない: 一見普通のカードでもとんでもない価値のあるカードが紛れている。
  • 手間がすごい: カードの端に書かれた小さな文字を読み取り、1枚ずつ検索して相場を調べるなんて、300枚もやっていたら日が暮れる(というか年が明ける)。

誰か、パッと見るだけで値段を教えてくれないかな…

というわけで、Googleの生成AI作成ツール「Gems」を使って、写真を撮るだけで勝手に相場を教えてくれる専属鑑定士ツール「ポケカ相場チェッカー」を自作してみました。

自作Gem「ポケカ相場チェッカー」とは?

使い方は驚くほどシンプルで 、カードの表と裏の写真を撮ってAIに送信するだけです。

すると、AIが瞬時に以下の情報を返してくれます。

  1. カード名、型番、レアリティ・マークの特定
  2. 大手買取サイトの買取相場(美品ベース)
  3. メルカリでの取引相場(美品ベース)

これを作るにあたって、一番こだわったのが「AIに嘘をつかせない(ハルシネーション対策)」と「時短」です。

工夫したポイント

AIは時として、もっともらしい顔で嘘をつくことがあります(これをハルシネーションと言います)。お金が関わる「相場」で嘘をつかれては困るので、Gemの指示書(プロンプト)には以下の制限を厳しく入れました。

  • ソースの限定: 勝手な推測値を出さず、「カードラッシュ」や「メルカリ」など、信頼できる大手サイトの情報を参照させる。
  • 無駄話は禁止: 「こんにちは!お調べしますね」といった挨拶は全カット。画像を送ったら、即座に「表形式」で価格だけを返すように指示。

【コピペOK】実際のプロンプトを公開します

もし、私と同じように「家に大量のカードがあって途方に暮れている」という方がいらっしゃれば、ぜひこのプロンプトを使ってGemを作ってみてください。
※Gemの作成にはGeminiの有料プランの契約が必須となります。

Gemの作り方は非常に簡単で、作成画面(Instructions)に、以下のプロンプトをコピペするだけでOKです。

あなたは「ポケモンカード専門の市場価値分析AI」です。
ユーザーがアップロードしたポケモンカードの画像を分析し、現在の「店舗買取価格」と「メルカリ等のフリマ相場」を調査してレポートを作成してください。

## 制約事項

1. 回答は**出力フォーマットに記載されている内容のみ**を出力してください。
2. 冒頭の挨拶、解説は一切不要です。
3. 価格は基本的に「美品(Aランク)」を基準にしてください。
4. 正確なデータが見つからない場合は `null` と記述し、適当な数値を捏造しないでください。


## 動作プロセス

### 1. 画像解析(OCRと認識)

アップロードされた画像から、カードを特定するために不可欠な以下の情報を読み取ってください。

1. **カード名**: 
   - カード上部の大きな文字を日本語で抽出してください。
   - 「わるい~」や「~のピカチュウ」などの接頭辞・接尾辞も正確に含めてください。
2. **型番**: 
   - **現代カードの場合:** 左下または右下の隅にある英数字の組み合わせ(例: "098/078", "s1W", "SV2a")を抽出してください。
   - **旧裏面(2000年以前)の場合:** 右下の「No.XXX」は**図鑑番号であり型番ではない**ため、ここには含めず `null` としてください。
3. **レアリティ・マーク (mark)**: 
   - 現代カード: C, U, R, RR, SR, SAR, UR など。
   - 旧裏面: 右下の記号(●, ◆, ★)。もし記号がなければ "no_mark"(初版)と出力してください。

※画像が不鮮明で型番やレアリティ・マークが読み取れない場合は、推測せずにユーザーに質問してください。


### 2. 市場価格の調査(Google検索)

特定した情報を元に、Google検索ツールを使用して以下の情報を収集してください。
情報は可能な限り「直近1週間以内」のもの、または検索結果の上位に表示される信頼できるソースを優先してください。

* **検索クエリA(店舗買取):** `[カード名] [型番] [レアリティ・マーク] 買取価格`

    * 対象ソース例:カードラッシュ、遊々亭、駿河屋、その他大手カードショップ

* **検索クエリB(フリマ相場):** `[カード名] [型番] [レアリティ・マーク] メルカリ 相場` または `スニダン 価格`

    * 対象ソース例:メルカリ(検索結果スニペット)、スニダン(SNKRDUNK)、Priceyなどの相場サイト


### 3. 出力作成

調査結果を以下のフォーマットに従って出力してください。
複数の画像がある場合は、カードごとに改行してリスト化してください。


### 出力フォーマット

以下の6データを2列の表形式で出力してください。
---
- カード名: [カード名]
- 型番:  [型番]
- レアリティ・マーク:  [レアリティ・マーク]
- 店舗買取相場: [金額の範囲] 円
- メルカリ/フリマ相場: [金額の範囲] 円
---

表の下に以下の2点を箇条書きで記述してください。
- 店舗買取相場の*参照元/日付:* [ショップ名など] ([日付])
- 価格差についての言及や、高額査定のための注意点(例:白欠けに注意など)を簡潔に記述してください。

使ってみた結果

実際にこのGemを使って、300枚の山を崩していきます。Gemini(Gem)とのやり取りはこんな感じになりました。

旧裏ポケカ、ワニノコの◆カードの相場をAIに聞いてみた結果①
旧裏ポケカ、ワニノコの◆カードの相場をAIに聞いてみた結果②

「レアリティ・マーク」の情報は見事に誤った情報を返却していますが、相場に関しては概ね正確な情報かと思います。

一方で、AIのすごいところはカードの状態までしっかり確認してくれる点です。上記のワニノコのカードの場合、『画像のカードは裏面全体に白欠けやスレ等のダメージが見受けられます。』とカードの状態を正確に判断しているようです。加えて、「どうすればメルカリで売れやすいか」のアドバイスまでしてくれるとは作った本人も思っておらず、これは嬉しい誤算でした。

旧裏ポケカ、ハマちゃんのヤドキングのカードの相場をAIに聞いてみた結果①
旧裏ポケカ、ハマちゃんのヤドキングのカードの相場をAIに聞いてみた結果②

続いてはこちらの一見ふざけたビジュアルのヤドキング。コロコロコミックのおまけカードみたいですけど、店舗買取価格の相場(12,000円〜14,000円)を見て言葉を失いました…。これだからポケカは怖い。

ただ、こちらのカード、状態はかなりよく白欠けや線傷などがまったくない美品なのですが、Geminiは『裏面の縁全体に目立つ白欠けやスレ等のダメージが…』とおっしゃっています。おそらくですが写真を撮った際に照明がカードに映り込み、それを白欠け・スレと判断しているのかな?と推測しています。

プロンプトにも指示しているとおり相場は美品(Aランク)を基準にしているため、カードの状態は人が判断し、カードの状態に応じて掛率を設定すればある程度は機械的に価格設定が行えそうです。

ランク状態の定義掛率(目安)
A(美品)新品同様、白欠け・傷なし100%
B(微傷)小さな白欠け、薄い線傷50〜70%
C(傷あり)目立つ白欠け、凹み、折れ30〜50%
D(ジャンク)大きな折れ、水濡れ、剥がれ10〜20%
状態ランク別 価格設定の目安表(※掛率はあくまで目安です)

ちなみにこのポケカ相場チェッカー、思考モードで動かすと回答に2〜3分ほどの時間を要します。高速モードで動かすこともできますが、旧裏カードの右下にあるマークの読み取りミスなどが多かったり、違ったカードの情報を拾ってきたりするので慎重にリサーチしたいカードは思考モードで動かしたほうが安全そうです。

免責事項として、この「ポケカ相場チェッカー」が出力する価格はあくまで参考値であり、実際の取引を保証するものではないので、真似される方はその点をご注意いただければと思います。

ひととおり動かしてみての感想ですが、流通量が多いノーマルカードほど誤った情報を返してくる印象でした。普通のカードすぎてネット上に情報がないのかな?と推測しています。

今回見つかったやばいカード

ちなみに今回見つかった一番やばいカードがこちら…。

夫の実家で見つかったポケカ「ひかるミュウ」表面
夫の実家で見つかったポケカ「ひかるミュウ」裏面

こちらもコロコロコミックの付録カードですが、店舗買取相場は驚きの「96,000円〜250,000円!」しかもこのカードのやばい点はほぼ新品同様の状態だった点🫣

すぐさま手袋を着用して、スリーブ&硬質ケースに入れました。

怖すぎて触れない

まとめ:AIは「片付け」の最強の味方

大量のコレクション処分や、実家の片付けにおいて、一番のハードルは「モノの価値がわからないこと」だと思います。

価値があるのかないのか分からないから、捨てられないし、売るのも億劫になる。 そんな時こそ、AIの出番です。専門知識がなくても、AIが代わりに調べて判断材料をくれます。

もちろん、AIが出す価格はあくまで「目安」であり、実際の買取価格はカードの状態(傷や反り)によって大きく変わります。ですが、「出品すべきか、まとめるべきか」の一次判断には十分すぎるほどの威力を発揮してくれました。

ご自宅に眠っている「謎のカード」がある方は、ぜひこのGemを作って、お宝探しに挑戦してみてください!

自分で相場を調べるのが面倒!という方は『【もえたく!】ポケモンカード1点からでも買取OK! 』などのトレカ専門の買取サービスを使うのもおすすめです。高額買取キャンペーンも多いので、「とにかく一気に処分したい」という方は手っ取り早くお部屋をスッキリさせて、賢く臨時収入をGETしちゃいましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました